びっくり誕生！！

２７日、無事にプティがお母さんになりました!!!
いつも通り一緒に寝ていたのですが、朝の５時頃何だかプーの足元が濡れているのに気がつきました。よく見たらかなりずくずくです。無色透明無臭の液体…こ、これはもしや破水!?!?　飛び起きて、プーを抱きながらネットで色々調べてみたら、犬は破水したら遅くとも数時間後までには出産と!　夜間動物病院も閉まっている時間なので、おろおろしながら見守るばかりでした。
予定日まで１０日もあるのに!とプチパニックでした。妊娠期間が６４日という犬には予定日より１週間早く産まれてきても早産すぎて危険と聞いていたので。
これが？という感じの陣痛らしきものが来ている様子が１、２回あり、あと３０分でいつもお世話になっている病院が開く時間になったので向かいました。フライングで診てくださり、レントゲンを撮ってもらうともう骨盤まで頭が来ていました。でも頭の大きさと骨盤の大きさがほぼ同じのぎりぎりいっぱい。お昼くらいまでリラックスさせて様子を見、やはり自然分娩が無理なようなら帝王切開に切り替えというご診断でした。
陣痛の様子を見守る為、急遽午前のアトリエははなうた講師歴５年、信頼できる中村潤に任せさせてもらいました。
何度も犬の出産をされている斜め向かいのお家の方も応援に駆けつけて下さり、二人で見守る中、何度か強いめの陣痛もあったものの…かなり疲れてきている様子で、だんだん陣痛も弱り力めなくなってきているようでした。

お昼前、アトリエの子たちに心配させないようそっと抜け出し、再度病院へ。
プティーが弱ってきているのですぐに帝王切開の手術をしていただくことになりました。
預けて帰るのかと思いきや、待合で待たせてもらえました。
診察室のガラス窓の向こうに手術室のガラス窓が見え、手術台は見えないのですが先生たちのご様子が見られました。
麻酔かな？あれは縫うための糸かな？２人の獣医の先生、３人の看護士さん全員で素早い動きで頑張ってくださってました。
プティがんばれ、無事に産まれますようにとただただ祈りながら…
午後のアトリエにもさしかかるなと思い、急遽連絡し午後からも、直海の代わりに滝村彩子が、いつもの服部しほりと共に指導に入らせてもらうことになりました。

しばらくすると…看護士さんたちが手術室から飛び出し、手には赤ちゃんらしきものが！
診察室のストーブの前で、一生懸命小さな体をこすって下さってました。
後で聞くと、帝王切開の場合、母犬の麻酔が仔犬にも微量にまわってしまうので、仔犬が眠ってしまって呼吸が止まらないよう、長いこと（２０分位!）ずっとこすってくださってたのでした。

プティの処置が終わったのか、手術室から先生が。
そしてケースに仔犬たちが並べられ…私も中に入れてもらえました。

２匹と３匹に分けて並べられた小さな小さな仔犬達。
２匹は…羊水の外では生きてゆけない体でした…それでもまだ、一生懸命か細い息をしてはりました。
先生にご説明をいただきながら、弱くなってゆく小さな息を見守っておりました…
３匹は７０ｇから９０ｇくらいまでの元気な仔犬でした。

プティは手術前の貧血がひどく、出血を最小限に抑えるため子宮をとらなければなりませんでした。
最初で最後のお産になりましたが、無事に終わって良かったです。
最善を尽くして頂いたひとみ動物病院の先生方、看護士のお姉さん方に感謝してやみません。また、アトリエをサポートしてくれた講師の皆や、プティをかわいがってくれているアトリエのちびっこ達、みんなが応援してくれたからプティは無事お母さんになることができました。本当にありがとうございます!!

３匹のうちの１匹に口蓋裂という軽い障害があり、自分で母乳を飲めないので、私がしばらくは昼夜問わず２、３時間おきに人工哺乳をしなければなりません。一昨日は出来るのか不安もありましたが、２日目の昨夜くらいからは私もこの生活ペースに少し慣れてきました。プーといっしょに育児ライフ頑張ります!

　

　こんな子たちがでてきました！

　おちちもだいぶん出るようになってきたようです。

　くろちゃん　女の子

　たまちゃん　男の子
病院を午後３時くらいに出たので、そのまま午後アトリエをしている魚屋さんへ帰りました。みんなにお披露目。この子はその時にりゅうくんが命名！頭にたまもようがあるので。一番元気でくいしんぼう。起きてるときはずっとみゃーみゃー鳴きながら動き回り、静かな時はいつもお母さんのおっぱいにかぶりついてます(^_^;)すでに何回もベッドからはい出し、お母さんにくわえて戻されてます

　しまちゃん　男の子
頭がしまもよう。口蓋裂があるので私が乳母担当しての人口哺乳です。哺乳瓶から気持ちよい飲みっぷりでミルクを飲んでます。

そういえば…ちょっと不思議なことがありました。プティは今までおもちゃにあまり興味がなく（興味があるのはいつも食べ物ばかり）、自分から持ってくることなんて皆無だったのですが…先ほど赤ちゃんたちといるベッドの中にぬいぐるみを持ち込んでいてびっくりしました。そのぬいぐるみは赤ちゃんたちのお父さん、ももたが赤ちゃんのときから一緒に過ごしていたぬいぐるみで、ももたの一番のお気に入りです。ももた不在のかわりに匂いのついたものを持ってきたのでしょうか!?　ちなみにももたはしばらくは魚屋さんの子です(^_^;)